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再発の告知 その3

続きです。前記事は、こちら → 再発の告知 その2

クリスマスコンサートのおかげで、告知を受けた夜は普通に過ごせたと思うのですが、やはり、元気ぴんぴんというわけではありませんでした。(当たり前ですがね)

毎朝、目が覚めるのが怖かった。これは現実ではない、夢だったのだ、というどんでん返しを、あれほど期待したことはなかったです。何をするにも、目の前に透明な壁があるような?どんよりした、なんともいえない感覚が続きました。

ふと、現実を考えると、いいようのない恐怖が襲ってきました。私はクリスチャンなので、教会の友達にメールして、とにかく助けてくれとお願いしていました。

まだ入院中だったから、病室やデイルームで一日を過ごします。院内だけが自分の居場所のようで、そこにいれば安全な気がしました。そして、外を見ては、退院が怖くて仕方なかった。病院以外の場所で生きていくということが、想像できませんでした。

初発の癌の手術後は、早く元気になりたい一心で、すぐにでも退院したかったのに。

今回は、ただただ、病院の中にいたい。守られていると感じていたい。外の世界が、地獄のように思えたんです。これが、「根治なしの再発」というものの恐怖なんでしょうかね?

もう、ワンコもいない。これも相当なショックだったはずです、私には。

そして毎日、デイルームと病室の間にある廊下で、10階の窓から下をみながら、「飛び降りたい」と考えていました。これからやってくる恐怖を考えたら、死んだほうがマシと思ったのです。どうせ死ぬのなら、苦しむ前に、いますぐ死にたい、と思った。

不思議と、涙は出なかった気がします。悲しいとかそういう感覚ではなく、ただ現実ではなくなってほしい、と思った。

これからやってくる恐怖。抗がん剤の苦しみ。死への恐怖。死ぬ前の激しい痛み。でもすぐには死ねない、死ぬまで続く、苦しみ。

そんなのから逃れたかった。

このころは、ひたすら、時間が過ぎるのを待ちました。今は何も考えるな、何もするな。時間がたてば、なんとかなる。自分に言い聞かせました。

同時に、母親のことを考えていました。あの人は何も知らないんだ。病状を伝えなくちゃ。でも、どうやって言う?「あなたの娘は、あまり長くは生きられないようです」?

母とは折り合いは良くないですが、一応、私を心配してくれているのはわかります。(その表現方法が下手っぴな人なの)

だから、やっぱり、私のほうが先に死んじゃうなんて、悲しむに決まっています。母の心情を考えたら、事実を伝えることができません。(今でこそ、母より長生きしちゃうかも?と思うこともありますが、当時は私、死んじゃう気満々だったんですね)

だから、看護師さんに相談しました。看護師さんは、勤務時間外なのに親身になって相談にのってくれました。

そして、私も勇気を出して、母に伝えることにしました。

そしたらね。

母ってば、「知ってたよ」だって。手術の直後の説明で、全部きいてたって。

おいっ(怒)私の心配は、なんだったんじゃいっ!!!「知ってて、今まで私と平気でしゃべってたの?!」

「だって~、彩本人にはとても言えなかったんだもん。そんなにひどい状態だなんてね~」だって。どーなんでしょ、あれは(--;)

でもまぁ、彼女なりに心を痛めていると思うので、許せました。私のことを思って、事実を伝えるタイミングを計ってくれてたわけだしね。

そんなこんなで、時間薬って、すごいですね。私、立ち直っていきました。無論そこには、看護師さんや医師たちの大きなサポートがありました。精神薬を使うこともなく立ち直れたのは、本当に感謝でした。

手術からは2週間以上も過ぎ、いい加減退院させられてもおかしくなかったけど、傷口がまだすこーし化膿していたのと、年末でベッドが空いていたのとで、まだ入院させてもらっていました。(外に出る勇気が出るまで)

そして、12月31日に退院しました。(月をまたいじゃうと、高額療養費の限度内におさまらないからね。落ち込みながらもしっかりしていた私です。)

外の世界は、こわかったですよ。これから、一人で、どうやって生きていくんだろう、って。どうやって、治療に立ち向かっていくんだろう、って。

でも、もう、仕方ないと思った。なっちゃったんだもん。なっちゃった以上は、暗くしてても意味ないもん。開き直りましたね。

そして、今に至ります。(むりくり?)

ところで、医師が言っていた「卵巣がほころびちゃっていた」の件ですが。

卵巣が横隔膜に達するくらいパンパンに巨大化していたので、いつ破れてもおかしくなかったわけですが、私には、自然破裂じゃなくて「もしかしたらあの時破れた?」と思い当たる節がありました。

再発がわかる数日前に、自転車で転んだんです。歩行者が飛び出したのを避けて、路駐していた自転車につっこんだのです。その時に、路駐自転車のハンドルが、右の肋骨下あたりに入ったんですよ。

出勤途中だったのでそのまま仕事をしていたのですが、まー、痛いこと。仕事を抜けて整形外科に行ったのですが、骨には異常なし。整形外科では卵巣の巨大化はわからず・・・。ずっと痛んでいたのですが、気にしていませんでした。

後になって、破れていた箇所が、どうもその時の場所と一致するんです。執刀医にそのことを話すと、「外からの刺激で内臓が傷つくのは、相当大きな衝撃のはずだけど、この卵巣の状態だったら、それもあり得るかも」とのことでした。でも、自然に破れたのかも、とも。

もし、あの時、自転車で転んだのが播種の原因だったら・・・あの歩行者、恨みますよっ。前を見ずに突然横ぎってきた男性。私がよけて転んだのを見ても、悪びれたそぶりもなく、平気で通り過ぎた。その顔をみたとき、「轢いちゃえばよかった」とまで思った、あのにくたらしい表情。

まっ、その前から播種してたんだろうけどね(^^;) 過去のこと怒ってもしょうがないですね。

もともと安全運転には気をつけていましたが、そんな事があって以来、一層自転車の運転に慎重になりました。

それに、車から見たら、自転車って、すごくこわいですもんね?ちょろちょろして。携帯をいじりながら乗ってる人もいるし。

これからも、自分の身を守るためにも、安全運転でいきたいものです(^^)

・・・・告知の話と関係ないですね。

長々と書きましたが、ひとまず、告知シリーズは終了です。(勝手にシリーズにしてるし)

次はなんのシリーズにしようかな?(ちがうし)

こんなシリーズでも、何かの参考になったかな~???
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コメント

もしかして・・

また一番乗り???
そう、月をまたいで入院したおかげで入院費が高くついた私です。

人って、何かが起こった後で誰かのせいにする事で安心感を感じるって事もあるね、確かに。
ただ、脳は主語を理解できない性質を持っているから、人の悪口を言うと、脳の中では自分が悪口を言われた時と同じ状態になるそうですよ。逆に、相手を褒めれば、自分が褒められたのと同じ状態に。
自分が苦しいときこそ他人のいいところをたくさん見つけると自分自身にいい結果が生まれるみたい。

でも悪口とか言うとスッキリするな~☆

私も

彩さん こんにちは

私もクリスチャンです。
神は乗り越えられない苦難は与えないといいますが、
「私はあなた(神様)が思っている程強くありません・・・」なんて
祈ったりすることも・・・。

でも、最近よく祈るようにはなりました。
ブログで縁のあった方のことも祈るようになり、
彩さんのことも一緒に祈ってます(*^_^*)。

そうそう、私はエルプラットとゼロータでしたが、
次第にご飯食べると鼻血がで、人と喋ると鼻血がでーと
ほんと仕事中に困りました。

>麻花さんへ

私、そんなに悪口言ってますかね?
悪口いってる自分は嫌いだし、自分が言われたくないから、自分がいやなことは人にもしない!・・・ように気を付けてるんだけどね^^;

>ミケさんへ

なんとなーく、ミケさんてクリスチャンな香りがしました(笑)

耐えられない試練は与えない、というみことばは、入院中から今まで、常に私を支えている言葉です。自分では弱いと思っていても、神様が「おまえなら耐えられる」って太鼓判を押しちゃうんだから、もうあらがいようがないですね^^;

エルプラットで鼻血ですか?!粘膜障害のほうですかね?アバスチンは出血の副作用が明記されているので、気を付けていますが、幸い私はドバっと出る鼻血はないです。幼稚園以来、鼻血を出した記憶がないです。

でも次の東方神起のファンミーティングあたりは、危ないかもしれません(笑)

こんにちは~ 

彩さん、こんにちは。
だいぶ冬色が出てきた今日この頃ですね!
お互いに体調管理には気をつけましょう(^-^)

今回の告知シリーズ!
凄く心に響きました。

彩さんの…そのまま感じた素の感情が飾らず表現されていて、私の中にあった感情と重なり合い、なんとも言えない感覚になりました。

なんだか、ありがとうって言いたい気持ちです。

本当にショックな告知を受けると…
しかも根治の手立てがないと知らされたら…こちらとしてはどうにもなりませんものね。
事実をイヤでも受け入れ、承知、納得するしか方法が残されていません。

私も一時期、退院するのが怖かったですよ。
どう生活すればいいのか…果たしてやっていけるのだろうか?
とても不安でした。
その気持ちは今でもありますけどね(^.^;

当時の流行ってた曲などを聴くと、どんよりイヤなイメージと重なって気分が悪くなります。

もう今の彩さんは、怖い気持ちもなくなりましたか?
そうなれるには…
まあ、病状も関係してきますものね。

このブログに出会って、彩さんの記事を読めて良かったです!

ありがとうございます。

なんだか無性に彩さんの通っている病院に転院したくなりました。

生きていてね。

怖いと思う。彩さんのような状況になれば、絶対怖い。今週、術後1年の内視鏡検査を控えているわたしですら、もうなんか、怖い。
彩さんの思った怖さは、たぶん、想像を超えている‥。

でも、生きていくことを考えてね。自分から‥、なんて考えないでね。生きていれば、何かが起きるかもしれない。わからないけど、可能性はゼロではない‥、でしょ。(CMじゃないけどね。)
がんばれ、がんばれ、とは言っちゃいけないけど、生き続けることをイメージしてください。

告知シリーズ、お疲れさま。

そうだね

彩さんは人の悪口は言わないね、私は言うけど(>_<)
ちょっとTwetterで気になる情報を見つけたんでコメントに載せてしまってごめんなさいね、気を悪くしたかな?

>ruruさんへ

ありがとうなんて、そんな・・・。私の文章で少しでも何かを感じていただけたのなら、良かったです。
この告知シリーズの途中で、何人かの方から鍵コメやメールで「ありがとう」と言われたんですよ。似た病状の方々で、ruruさんと同じように、ご自分の中の感情と重なったと言っていました。そういう言葉を頂いて、私自身も「自分だけじゃないんだ」と心強くなりました。だから、こっちがありがとうなんです。

今は、怖い気持ちは、全くなくはないですよ。幸い、エルプラットを中断して副作用が殆どないから体の調子がいいせいもあって、あまり重い気持ちにはならないです。やはり副作用などで弱っていると、気持ちも弱るからね~。

でもお腹がチクチク痛くて目が覚めたときなんかは、「死んじゃうのかなぁ」と不安いっぱいになります。死の恐怖を感じた時は、最近は死んだ祖父や父を思い浮かべます。そうすると、私だけじゃないんだ、みんな行った場所なんだから、私も大丈夫!と思う。結構、ダークな思考ですよ、私^^;

もし今の病院で不安を感じているなら、転院もいいかもしれませんね。長いお付き合いになるから、心地よく治療を受けたいですもんね。治療内容は標準治療のみですが。。。

>なっちぃさんへ

大丈夫、ちゃーんと生きていきますよ!(笑)自死なんて、考えられない。こんな病気になってもこうして生きていられるんだから、命のありがたみは、よく解っているつもりです^^心配させてごめんね。

「治らない宣言」の後は、本当にどうしようもなくて、死にたかったけど、人間て、立ち直るもんなんだなー、って思いました。

> 彩さんの思った怖さは、たぶん、想像を超えている‥。

↑たぶん、想像こえてます(^^;)ってか、自分でもあんな怖いことがあるなんて、思わなかった。そして、私以上に辛い病状の告知を受ける人もたくさんいるわけで。人間て、どんな恐怖や不安があっても、その時だけじっと忍耐すれば、乗り切れちゃうもんなのかな、って思います。ちゃんとできてます。

だから、なっちぃさんも大丈夫!内視鏡で何も見つからない可能性だって沢山あるんだから。大丈夫大丈夫って言っていれば、言霊が働いて、ホントに大丈夫になりますよ。

>麻花さんへ

私、あんまり人を悪く言わないほうだと思っていたんで、麻花さんのコメみたら「ん?私ってそんなに悪口いってるのか?」と思ったの。まー、歩行者の悪口はかいたね(笑)自覚してないのが一番こわいかも~。

悪口言わないのは、言われたくないのもあるし、なにより自分に自信がないからなんだよね。何か嫌なことをされても、「私がいけなかったんじゃないのか」と思っちゃって、人を悪く言えないの。でも、第三者から見てもどう考えても間違ってるだろ!ってことは、言う。ほう。だと思う。自信ない(笑)

はじめまして!

告知シリーズ、私も凄く響きました。。
私も、今年2月に大腸癌手術受けました。ステージは同じく3aです。開き直ってるけど、、けど、、再発の恐怖はあります。
死にたくない!ってより、仰られてるように苦痛の恐怖です。
でも、彩さんの告知シリーズを読んだら、その時はショックだろうけど、必ず立ち直れるんだ!と勇気が湧きました。
詳しい心の動きを書いていただいて感謝してます。
私も、東方神起、特にユンホ大好きです。
寒くなってきましたご自愛下さい。

>yumiさんへ

はじめまして。コメントありがとうございます。

yumiさんもユノ好きなんですか!お仲間がまた一人見つかって、嬉しいです(*^^*)
好きなものを見て楽しく過ごせれば、再発なんて、なんのそのです。日産のDVDでも見ながら、癒されましょうね、お互いに…。

また遊びにきてくださいね。
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プロフィール

彩

Author:彩
2012年12月、S状結腸癌再発。腹膜播種、卵巣転移。
初発は2010年ステージ3aでした。根治手術からちょうど2年後の再発でした。
現在は、標準治療を終えて、ホスピスで緩和ケアを受けています。
東方神起の復活まで生きたいなー。ムリかな(^^;)

2016年3月20日永眠

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