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命の重さの判断。

昨日の夜、TVでやっていた「ママが生きた証」というドラマを観ました。実話に基づいたドラマだということで、見てみました。

主人公の女性は癌患者でしたが、これ、癌がテーマのドラマではないですよね?

子供の命と母親の命の問題を扱ったドラマですよね?見終わったときにそんな感じがしました。

癌の闘病もののドラマは、おそらく多くのがん患者さんが感じるように、私も好きではありません。リアルじゃないし、いかにもお涙頂戴だし。(私が見たドラマは、です。見てないものに良作があるかどうかは知りません。)

なので「ママが生きた証」も、あまり期待しなかったのですが。

いや、良かったです。泣かされまいと頑張ったけど、泣きました(笑)。告知のシーンも、ドラマドラマせずに淡々と「癌です」と言われて、ああ、実際はああだよな、とか、治療法の話や余命の話も、若い医師は淡々と・・・「ああ、そうだよな、実際はああだよな」と。

リアルだと思ったからこそ、淡々と、泣けたのかな。

でも一番泣いたのは、癌のことじゃなくて、子供のこと。

妊娠中のお母さんが癌になって転移もしていて。抗がん剤を使いたいけど胎児への影響を考えると思うように使えない。(というか効果の出る使い方ができない?という意味と解釈しました)

そこをなんとか、海外の知見も得て、抗がん剤治療をする。

結局赤ちゃんは無事に生まれ、母親は、癌で死亡する。母の生きた「証」としての、命。

癌に限らず、「母親の命か、子供の命か」って、難しいテーマですよね・・・。本来比べようのないものを、無理やり、比べなくちゃいけないんだもん。判断しなくちゃいけないんだもん。

自分だったら、たぶんだけど、「私はいいから、赤ちゃんを助けたい」と思うと思います。自分の生きた証とかどうとか関係なく、単純に、「自分より子供」。それだけ。

でも、ドラマの中でも出てきたけど、すでに存在して多くの人から愛情を受けて周囲にも影響を与えている“すでに存在価値のある”母親の命と、まだ生まれていない“何もない”命と、どちらが大切か・・・。

子供の命は、たしかに、まだ何もない。科学的な生命はあるけれど、人間の倫理とか価値観とか、よくわからないけどそういう付加価値は、まだない。

ならば、すでに「存在価値のある」母親の命を優先すべきではないのか?

ドラマを見てる途中で、そんなふうにも思わされました。実際、病気のために子供を諦めるという決断をする人も、いますもんね。どっちが正しいかなんて、無い。

でも、やっぱり、私だったら子供の命を優先するかな・・・。ドラマの主人公と同じように。想像しかできないけど。

あの母親も、子供は「自分が生きた証」とは言っていたけど、きっと、根底にあるのは純粋に子供への愛情で、自分の命を賭けるに値するほどの愛しい存在、という意味もあるのだと思う。

(ドラマを批判する意見には、「証とか、母親のエゴで産むな」という意見もあったようです)

ところで。自分が癌患者だから、やっぱり癌という病気そのものにも目がいきまして。自分と照らし合わせていました。そして、私には子供も夫もいないんだから、私のこの元気な命は、残りは、小さな子供のいる若い“お母さん患者さん”に回したいな、と思いました。

こういう考え方は、本当は嫌いです。だって、私には私の、生きてる意味があると思うので。それが何かなんて全然わからないし、これからもわかるはずがないと思うし、たいした意味でもないのだろうけど、でもこうして生かされている以上は、なにか意味や価値があると思うので。

それを、自分のこの狭い視野と価値観だけで「私が生きる価値はない」と結論付けるのは、とてもおこがましいことだと思っています。生きたくても生きられない人に対しても、とても失礼なことだと思っています。

にも拘らず、昨日の私は・・・今の私も・・・「私より価値のある人に、私の命をあげてください」と願ってしまいました。

やだな、こういう自分。

ドラマを見ながら、「私って、なんて幸せなんだろう・・・」とつくづく思い、この生活に不平不満を言っている自分を恥じたりもしました。

とはいっても、すぐにまた不平不満が出てきてしまうのが、人間の性なんでしょうけどね・・・。

昨日のドラマは、悲しい内容で難しいテーマながらも、最後はなんだか明るく前向きで、久しぶりに「良い闘病ものを見たな」と思いました(^^)(えらそう笑)

それにしても「聖路加」は噂に違わず、入院してみたい病院でした。大部屋がない病院で全室に個室代がかかるので、私には絶対に入院できませんが^^;。お金があると闘病中でも精神的余裕をある程度保てるだろうな、というのも、正直感じました。

あ、ドラマの中で、ハーセプチンとタキソールが、それぞれ「パーセプチン」「タキトール」と聞こえたのですが、製品名だから少し言い換えたのでしょうか?それとも私の聞き間違いかな(^^;)
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コメント

No title

私も観ました。
わざとらしい“お涙頂戴”的なところがなくて良い作品でした。

乳がんの場合、他の癌に比べて5年生存率は高いはずだけど、それでも余命1年を宣告された時点で限りある命。
産まれてくる子供を諦め余命を僅かでも伸ばすか?余命が更に短くなろうと子供を最優先させるか?
仮に子供を掻爬し、その後母親が奇跡的に寛解しても、一生後悔するだろう。
となると選択肢は後者しかないよな。
(前者だと美談にならない)

って、ちょっと冷めた目で見始めた部分はありますが、実話が元だからか、良い意味で予想を裏切らなかったです。
最後は感動してしまいました。


母と子が山で熊に遭遇したとき、日本の母は自分も助かろうと子供を連れて逃げるが、アメリカの母は自分が熊と戦い、その間に子供を逃がすと聞いたことを思い出しました。

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見そびれちゃったー

彩さん、こんにちは♪
ブログ村でも、このドラマを見た人は多数いたようですね。
私は見そびれちゃった。
最近、特にどこが悪いというのではないのだけど、
倦怠感が半端なく、仕事から帰ると夕食作って食べて、バタッ(←倒れる音)。

でも、寝てなくても、もしかしたら避けたかもしれないわ。
がんでなくても、どうも病気や事故が起きるストーリーに弱い私。
でも、考える材料になりますね。
そして自分がどう向き合っているかも、改めて気づくことがあるのかも。
再放送とか、何か機会があれば見てみようっと。

そうそう、今、ココロといううちの黒猫が熱心にPCモニターを見つめていて、
何かと思ったら、どうやら彩さんのこのブログの画面で、
イチゴがひらひら舞うのに目を奪われているようです(^^)

>毒遊さんへ

見た患者さんが多いドラマでしたね。ほとんどの方が好意的な感想なようで。「お涙頂戴」じゃないのがほんと良かったです。まぁ泣きましたが(笑)

母と子の問題は、正解がないですよね。子供がいない私でも考え込んでしまうのだから、子供がいたら・・・いや、子供がいないからこそ想像しかできなくて、考えちゃうのかな。

>なおこさんへ

初めまして!コメントありがとうございます。

直リンクの部分だけ消そうと思ったのですが、できないので、申し訳ないのですがコメントごと削除しますね・・・。でも頂いたコメントの文章の部分は残したいので、この下のほうに載せておきます(^^) お気遣い、ありがとうございました。

なおこさんも「タキトール」と聞こえてたんですね。私だけじゃなくて安心しました。YouTube、時間があるときに見てみたいと思います。

私のブログは、治療方法とか医学的には全然勉強にならないと思いますが、「こんなこと考えてますよ」ってのが伝わったらとっても嬉しいです。ぜひまた遊びにきてくださいね♪



> その時間、私は「真央ちゃんの世界ふしぎ発見をみよう」と思っていたのですが
> 関ジャニの番組の流れで、このドラマを知り
> そのまま見続けました。
>
> 私も「タキトール?タキソールじゃなくて?」
> と思いました!
> 同じ人が居て良かった。私も気になってたんです。
>
> ドラマ…良かったです。
> 私は病気になる前はこういう医療モノのドラマは見なかったのですが
> (見たとしてもどこか他人事の様な…)
> 病気をすると、もう患者側目線としても、家族側目線としても
> 感情入りまくりで見てしまいます。
>
> あのドラマを見た後、youtubeで同じような内容のノンフィクションを見つけました。
> こちらも食い入るように一気に見てしまいました。
>
>
> いつも彩さんのブログにうなずきながら、時には目からウロコ的なご意見に考えさせられながら、拝見しています。
>
> 他に幾つも闘病ブログ見てますが、彩さんのブログは
> 病気に対する姿勢と言うか心構えと言うか…
> とにかく勉強になります。
>
> 長々すみません。
> いつも記事楽しみにしています。

>アニーさんへ

アニーさん、こんばんはー。なかなか良いドラマだったと思うので、再放送あると思います。今までの闘病ドラマとは一味違うので、ぜひ見てみてください。とか言いつつ、私も闘病ドラマは苦手でほとんど見ていませんが。

倦怠感、大丈夫ですか?じつは私も、このところずっと体が重くて、ベッドから這い出るのに苦労しています。仕事がパートなのを良いことに、お昼まで寝ていることもあります--; でも私の場合は、太ったから重いのかなー???

ココロちゃんて猫ちゃんですか?かわいい名前ですね(^^)いちごのヒラヒラを気にいってくれたのかな?ありがとー。
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プロフィール

彩

Author:彩
2012年12月、S状結腸癌再発。腹膜播種、卵巣転移。
初発は2010年ステージ3aでした。根治手術からちょうど2年後の再発でした。
現在は、標準治療を終えて、ホスピスで緩和ケアを受けています。
東方神起の復活まで生きたいなー。ムリかな(^^;)

2016年3月20日永眠

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