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親って。

昨夜、短編小説を読みました。「初老の男性がピアノを習い始める」という内容のものでした。

ふと、亡父のことを思い出しました。

私の父も、かなり年をとってからピアノを習い始めました。私が小さい頃習っていたので、実家にはピアノがあります。そのピアノも、私が家を出てからは誰も弾く人がいなくなりました。

私が家を出てから、約20年くらい経ったころだったと思います。父が、「ピアノを放っておくのはもったいない」と思ったかどうか知りませんが、ピアノを習い始めたそうです。

電話口で、ピアノの話題が多くなりました。私が使っていた楽譜は難しすぎるからと、初心者向けの楽譜を買ってきて、練習していた父。指が動きにくいのは年のせいだろうなぁ、彩はよくあんなに指が動いたなぁ、とか、よく話していました。

初めての発表会の曲が決まったときは、とても嬉しそうでした。私が小学校低学年で弾いていたようなすごく簡単な曲だったけれど、父の年齢を考えたら、難しかったのではと思います。

結局、私は父の演奏を聴いたことがありません。父が他界して8年。再び、ピアノを弾く人が誰もいなくなりました。

でも、ピアノは今も実家にあります。母は何度か売りに出すことも考えたようですが、ふんぎりがつかず、また、私も売ってほしくないと言ったため、そのままになっています。

私が家を出たあとも、毎年、調律を行なっているそうです。

そういえば、今の家を新築する際、わざわざピアノを置くスペースを特別に設計してもらったのでした。狭いスペースだけど、ピアノ専用の場所。私は東京を離れるつもりはなかったから、誰も弾く人のいなかったピアノなのに。

もう、家を出て30年が過ぎようとしています。ずっと、私のピアノは、実家にあって、母は時折、「彩の弾くピアノが懐かしい」とか言っていました。

もしかして・・・私のことを愛してくれているから、ピアノを手放さないで、きちんと調律もしてくれているのかなぁ?私が実家に戻ることを望んで、ピアノ用のスペースを作ってくれたのかなぁ?

そんなことを思った、昨日の夜。

父は、母とは真逆で、私を可愛がっているのが目に見える人でした。父は、どんな思いでピアノを弾いていたのかな?小さかった私のことを思い浮かべていたのかな?

母は、どんな思いで毎年ピアノの調律を頼んでいるのかな?

年末に帰省したら、久しぶりにピアノを弾いてみようと思います。なんとなく、親の愛情って深くて、分かりづらいものなんだろうな、って思いました。


でもきっと顔をあわせたらケンカになりそう^^;
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コメント

親って素晴らしいですね。弾かないピアノを処分しない人は沢山いると思うけど、いつでも弾けるようにちゃんと調律しているってなかなかいないんじゃないかな。お母さんの静かで深い愛情。お正月に彩さんが弾いたら喜びますね(*´˘`*)♡もちろんお父さんも。

>ひつじさんへ

そうなの。ピアノを置いておくだけならよくあるけど、調律までしてるってのはあまり聞かないから、親の愛情なんだろうな、と思うんです。親自身、意識せずにやっているのかもしれないけど。ありがたいよね。今日もリンゴを大量に送ってきて、母親の不器用さがだんだん見えてきた気がしてます。
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プロフィール

彩

Author:彩
2012年12月、S状結腸癌再発。腹膜播種、卵巣転移。
初発は2010年ステージ3aでした。根治手術からちょうど2年後の再発でした。
現在は、標準治療を終えて、ホスピスで緩和ケアを受けています。
東方神起の復活まで生きたいなー。ムリかな(^^;)

2016年3月20日永眠

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