先日がん研に撮りに行ったCTと血液検査の結果が、いま入院している病院に届いたので、結果を伺いました。
腹筋のところの腫瘍は、腹直筋がそのまま腫瘍に取って代わっているとのこと。どおりで、何をするにも痛むわけだ。大きさとしては、直径約6センチくらいの円盤型の腫瘍らしいです。
私の腹直筋は、無くなってしまったのか。。。と、ライザップのCMを見るたびに、亡き腹筋に思いを馳せます(笑)
表皮を突き破って出ている腫瘍の写メを載せたいとこだけど、スマホからアップロードする方法がわからないので、却下。
あと、最近たまーに、だけどすごく悩まされている、骨盤内の激しい痛み。卵巣がないから生理はないのに、なぜか生理痛のような鈍痛があるのです。
それは、なんの前触れもなく、突然やってくる激しい痛みです。重い生理痛を何倍にもしたような、下腹部全体に広がる痛みで、これが来ると涙目になってこらえるしかない。
この原因が、CTでわかりました。子宮と直腸の癒着部分の腫瘍が9センチにまで育っていて、それが犯人のようです。抗がん剤をやめた途端に急成長したらしい。
この腫瘍が腸に巻き付いているそうで、いずれ、腸閉塞になるかもしれないって。てか、「なるでしょう」だって。
再発したばかりの頃に、この腫瘍がいずれ大きくなったら人工肛門になるでしょう、と当時の主治医に言われました。
その話を踏まえて、今後どうなるのか質問したところ、もう、人工肛門にはしないだろうとのこと。
そうだよね、緩和ケアだもんね。以前とは体の状況が違う。
当時、人工肛門なんて嫌だなあ、とか思ったもんだけど、その選択肢があったというのは、幸せなことだったんだな。
そういえば、初めてできたがん友さんにも言われたんだ。人工肛門なんて嫌だと泣く私に、「ストーマできるだけ幸せよ!私はストーマすら着けられないの」と励まされたっけ。その会話から半年後、彼女は旅立った。
いま、「人工肛門で治る可能性のある人が羨ましい」と思う自分は、あの時のがん友さんと同じ立場なんだ。
笑顔で私を励ましてくれた彼女。私、甘ったれてて、ゴメンね。
血液検査は、HやLがいっぱいでした。CEAは3桁。すごい右肩上がり。痛み以外は、パッと見、元気なんだけどなぁ。
アルブミンの低値とCRPの高値は、いずれも悪化していました。この2つに注目している理由は、「悪液質」に結びつくからです。あの、がんの終末期にガリガリに痩せてしまう状態を生み出す物質ですね。
でも、先生の話では、がんを患っていればたいていこんな感じの数字になるから、数字をそんなに心配しなくていいよ、とのことでした。
以前ネットで調べてみたら、悪液質の予防にEPAが効くかも?という研究が進んでいるそうです。なので、私もサプリで摂っています(^-^)
いま、抗がん剤がなくなった途端に急激に悪化しているわけですが、抗がん剤で毎度の吐き気や倦怠感で苦しんでいた頃が、懐かしく思える時があります。こんな言い方をしたら、今まさに副作用で苦しんでいる方々に失礼で不愉快にさせてしまったら申し訳ないのですが。
副作用、そりゃー、辛かった。嫌だった。もう一度やれって言われたら、全然うれしくない。
だけど、副作用さえ耐えれば、病気は悪化しなくて、休薬期間は元気だったんだもんね。私の場合だけど。だから、上手く言えないけど、治る!または共存する!と強く念じて、副作用をやり過ごして欲しいと思うんです。
もちろん私も、まだまだ共存できると思っています。
来週退院する予定ですが、退院後は、ホスピスに入るまでの繋ぎを在宅診療で診てもらうことになりました。
普通に電車のって通えるんだけど、先生は、「通院に使う体力を、別の楽しいことに回したほうがよくない?」と言ってくれて。
なるほど。それに外来の日に急に具合が悪くなっても、先生が来てくれるなら安心だし。申し訳ない気もするけれど、お言葉に甘えちゃおう。
さてと。24時間TVを観ようかな。チャリティの精神と、出演する方々の頑張りには励まされるけど、番組の作り方は嫌い。でも今年はちーとばかし、わけあって、観たいです。
今日の担当看護師さんも言ってた、病気の人に接する仕事をするようになってからなんかあの番組が嫌いになったって。
なんか病人や障害のある方や被災した方とかをネタみたいに扱ってるように見えちゃうのです、あの番組。
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